トーゴ訪問Video

井戸修理事業(JICAの井戸の修理) 報告者:金岡保之

修理した井戸の完成式とセレモニー Togo Traditional Dance for Welcoming us

西アフリカトーゴ共和国、首都ロメから北へ約50km、人口700人のAtti-Noufoin村、2000年に日本のODAでJICAが作った井戸が数年間壊れていて、水が汲めなかったので、私たちがドナー(宝塚武庫川ロータリークラブ)から資金提供を受けて滞在期間に修理しました。その完成式の為に村長はじめ、村の井戸管理などの為のコミッティーの人々や村人が数百人集まって、伝統的な歌と踊りで歓迎してくれました。

井戸修理後の井戸管理の仕組み

数年間使えなかった村唯一の井戸を、日本トーゴ友好協会が主催で、宝塚武庫川ロータリークラブがドナーとなり、今回突貫工事で修理しました。10人が1週間かかって、最短で行なってくれました。井戸をばらして、使える部品と使えない部品をばらして、部品を町の部品やから調達し、手分けして修理し、井戸が復活し安全な水は村人700名とその周辺の村落に供給できました。
井戸管理は、村で5名の井戸管理組合を設立し、鍵を管理して一定時間、井戸を解錠して、村人が使用できます。その間一回に付き1−2円程度の負担にならない金額を徴収します。その資金を今後の井戸の修理費とするとともに、自分たちの井戸であるという意識付けを行ないます。その管理人選任の様子です。なお、働きの悪い人は、次年度解任されて、別の人が選任されます。 

汚染された飲み水の実態 Village people drink this water in pond, before repairing well

トーゴの安全な水の確保は緊急課題です。井戸のないところは数多くあり、家のといから雨水を貯水するか、何キロも離れた、池や川から汚れた水を汲みに行くので、子供は学校に行けないし、体力と時間がかかります。池の水はいわゆる泥水で汚染されているので、感染症の原因になります。井戸の掘削や使えなくなった井戸の修理は、資金が無いので村人は出来ませんが、ヨーロッパ諸国のドナーとJICAが行なっているだけなので、まだまだ十分ではありません。

トーゴ首都ロメ市内にて

トーゴ名物Fufu レストラン ロメ市内

政府表敬訪問の後、市内の中心部にある、トーゴではポピュラーなフーフーという食べ物の専門店です。フーフーの原料はヤムイモで、石臼と杵で日本の餅つきのように作ります。後は魚などのスープにつけて食べます。日本人にもぴったりの食べ物です。

トーゴ首都ロメ市内の様子 In Lome, Togo City Center

首都ロメは、道路や電気、水道、エアコンのインフラは整備されていて、快適です。最貧国の一つではあるのですが、食べ物は比較的豊富で、スラムなどもほとんどなくて、トーゴの人々は親切で明るいです。社会インフラ(電気、水、道路など)は首都の中心部以外は整備が遅れています。また、旅行者にとっては、アフリカンタイムがあるので、待ち合わせは時間がピッタリとは行きません。

井戸掘削事業(新しい井戸の計画の為の調査)

井戸掘削事業の視察地ガメ村への道程 On the way to Game, Togo

この村はトーゴの首都ロメから北に約50km位の所に位置し、マリタイム地区として比較的発展している方ですが、ここでも水問題は深刻です。この井戸は、1959年に作られた、30m強の深さの井戸です。乾期になれば水は涸れてしまい、近くの川も干上がっているので、池の泥水を飲料水として使用しています。トーゴでは水の問題は深刻です。

井戸掘削事業の視察先のガメ村にて Game Village in Togo

今回の井戸掘削事業の視察のGame村です。これから掘る予定の場所と、既に完成したソーラーパネル付きの井戸の村の2カ所を訪問しました。トーゴの安全な水の確保は緊急課題です。井戸のないところは数多くあり、家のといから雨水を貯水するか、何キロも離れた、池や川から汚れた水を汲みに行くので、子供は学校に行けないし、体力と時間がかかります。池の水はいわゆる泥水で汚染されているので、感染症の原因になります。井戸の掘削や使えなくなった井戸の修理は、資金が無いので村人は出来ませんが、ヨーロッパ諸国のドナーや日本のJICAのODAが行なっている程度なので、まだまだ十分ではありません。